ACTIVITY REPORT

【活動報告】日本・ポーランド多文化共修PBL:社会的にヴァルナブルな子どもと家族を包摂する教育・心理的支援の探求

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2026.10.23


2026年9月17日から9月21日に、ポーランドのグラコフ市を舞台に多文化共修を実施した。本共修は、日本・ポーランド両国において移民・難民(ウクライナ避難民等)や貧困、家庭内の困難により心理的トラウマを抱え、言語や心理的障壁からSOSを出しにくい子どもと家族への包摂的支援を探求する課題解決型学習として、筑波大学、Humanitas University、Pontifical University of John Paul IIの3大学共同で実施した。事前学修では、両国の教育制度・政策や社会課題に関する基礎学習およびオンラインでの合同オリエンテーションを行った。クラコフ市での現地活動では、小中学校、NPO法人「Głos Seniora」のフィールドワークと関係者への聞き取りを実施した。また、アウシュビッツ・ビルケナウ記念館での学習を通して、排外主義の由来・心理的影響、教育的意義についてディスカッションをした。その後、日・ポ混合チームでフィールドワークの知見を統合し、学校や地域社会がヴァルナブルな家庭と信頼関係を築き子どもをエンパワーするためのアクションプランを考案・発表した。事後学修では合同リフレクションおよび成果報告書(エッセイ集)の作成計画を立てて、役割分担を行った。
本共修を通じて、学生は3大学の専門知(教育学・心理学・社会科学と実践的介入、人間の尊厳と倫理的ケア)を統合し、歴史・宗教・社会制度の違いによる支援観の比較(異文化理解)、支援現場における多言語・非言語コミュニケーションの重要性(多言語理解)、地域社会におけるSDGs(目標1・3・4・10)の実態(地球規模課題理解)を体得した。自身のポジショナリティを自覚しながら多角的にインクルージョンを構想・提言する実践的課題解決能力および国際的キャリアへの視座を獲得する有意義な成果を挙げた。