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多文化の力がひとつに!大子町GASSHUKUレポート  

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2025.07.23


7月4日(金)から7日(月)の3泊4日の泊まり込みで大子町でのフィールドワークを行いました。

本プログラムは地球規模課題学位プログラム(学士)(BPGI)の授業の一環として行い、BPGIの2−3年次生10名と他学類の学生3名の合計13人(5ケ国・地域の出身)が参加しました。学生たちは国籍やプログラムを超えた4-5名のグループを編成し、課題解決に取り組みました。 茨城県北にある大子町は少子高齢化による人口減少、インバウンド観光客の誘致、商店街の衰退、気候変動による農業・観光業への影響などの課題を抱えています。本プログラムでは各グループが事前学習で取り組む課題を決め、フィールドワークを行いました。

GASSHUKUは筑波大学よりバスで約2時間かけて大子町に移動するところから始まりました。大子町は茨城県北に位置する町ですが、限られたアクセスの手段で長時間移動することが課題のひとつです。参加メンバーはこの移動を通してつくばと大子町の距離感を実感しました。

大子町到着後、森尾貴広教授によるブリーフィングを行い、事前学習で各グループが設定したテーマに従い今回のフィールドワークで調査すべきこと、提案をまとめるにあたっての留意点を確認しました。昼食後、大子町の観光資源である袋田の滝、おやき学校、藤田観光りんご園、森林の温泉を訪問しました。町内の移動は大子町が運営する乗り合いタクシー(AIタクシー)を利用し、地元住民や観光客が実際に利用する交通手段で移動することで、住民・観光客目線での距離・時間感覚をつかむことが出来ました。

2日目は各グループの訪問先と道程を確認した後、レンタサイクルでグループ単位のフィールドワークを行いました。大子町は「全方位、アウトドア。自然基地大子町」をスローガンにアウトドア観光に力を入れており、サイクリング用の本格的なレンタサイクルが充実しています。各グループは、商店街、飲食店、観光地等を巡り、聞き取り調査等を行いました。この日の大子町の最高気温は32度を超えましたが、各グループは自転車を最大限活用して広範囲を精力的に巡りました。

夜はこの日の宿泊地のDAIGO HOUSEのオーナーの観光振興や商店の後継者問題への取り組みのお話を伺いました。

3日目はフィールドワークの成果をまとめ、各グループが選んだ課題への解決策の提案の準備を行いました。フィールドワークでは様々な情報を得るため、アイディアが発散がちになります。発散した情報・アイディアを収束させて提案の形にまとめることは結構難しいものです。各グループは具体性・実現可能性に留意しながら夜遅くまで活発な議論を交わし、発表資料を作っていました。

最終日は駅前商店街にある複合施設「B.B.D(Brite Base Daigo)」で成果発表会を行いました。各グループは、既存の交通インフラを活用した新交通システムの導入と新しい商店街のコンセプトを組み合わせた観光プラン、SNSを活用した町の魅力発信と学生と商店主の協働によるSNSワークショップの開催、気候変動に対応した環境と観光客と地元住民に優しい施策の提案を行いました。発表は日本語で行われ、外国人学生も日本語でのプレゼンテーションに積極的に取り組んでいました。発表会には大子町副町長をはじめ観光商工課、まちづくり課の職員、フィールドワークに協力していただいた商店街や農家等の方々が参加され、活発な議論が行われました。

学生グループの発表の後に、TAグループによる大子町観光プロモーション動画が披露され会場の笑いを誘っていました。

最後に赤津康明副町長の講評のあと、参加者ひとりひとりに参加証が手渡されました。講評ではすぐに実現可能な提案から中長期的に取り組めるものまで幅広い提案が具体的になされたことに対し最大限の賛辞と謝意が述べられました。これらの提案にについては、町で実施に向けて検討いただけるとのことでした。

成果発表会のあと、参加メンバーは最後の自由行動で大子町のグルメを堪能し、大学への帰途につきました。

本プログラムは大子町との共催で行われ、株式会社しびっくぱわー、株式会社さとゆめ、藤田観光りんご園、DAIGO HOUSE、咲くカフェの企画協力により実施いたしました。ここに改めて感謝申し上げます。