ACTIVITY REPORT

【活動報告】黒潮が繋ぐ日本と台湾:UT-NCKU Kuroshio Program in Japan を実施しました。

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2026.8.6


本プログラムは、東日本大震災を含む、東日本・東京で起こった災害(地震、火災、水害、疫病、戦災)にかかる博物館を訪問し、そこで体験・感じたことを基に、筑波大学生と台湾国立成功大学生がお互いのナラティブ(経験、知識、価値観を意味づけする土台)を共有し、ジョハリの窓を広げ、自己のナラティブを書き換え、アップデートすることを目的に実施した。
 共修に先立って、JV-Campusを用いて、日本と台湾における災害と復興を概観した。7月10日に対面開催した事前学習においては、東日本大震災と921台湾地震を題材に、それぞれの災害の経緯、インパクトを概観し、博物館訪問の着眼点を学習した。


 7月13日から16日まで国立成功大学の学生と共にフィールドトリップ、グループワークショップを行った。、7月13日に東日本大震災・原子力災害伝承館、翌14日に江戸東京博物館を訪問し、博物館において災害がどのように表象されているかを観察した。

 7月15日に筑波大学未来社会デザイン棟で実施したグループワークショップにおいては、まず、博物館訪問で学生各自が撮影した写真を共有し、付箋に写真の意味づけを記入して、博物館の展示に各自がどのような意味づけをしたかを共有した。ついでジョハリの窓の各象限に写真を貼り付け、お互いが共通に認識していたこと、自分では気が付かなかったことを可視化した。続いて、2050年において望ましくない社会を想像し、その社会における博物館はどのようなコンセプトで何をどのように展示するかをグループ毎に提案した。


 7月16日は引き続きグループワークショップを行い、2050年の望ましくない未来にならないように今何をすべきかを考え、グループ毎に発表した。
 7月21日に事後学習会を実施し、本プログラムで気付き、学んだことを今後の大学生活やキャリアデザインにどのように活かすかについて各人が発表し、共有した。


 プログラム参加学生は博物館のレンズを通した災害の記憶と記録を経験し、ワークショップにおいて自らの体験を他の学生に共有することでジョハリの窓を広げることが出来た。また、ワークショップにおいて未来と現在を往還する視点を学んだ。実際、事後学習の学生各自のプレゼンテーションで、分野を超えた学びや積極的にコミュニケーションを取る態度の重要性に目を開くことができた、日本の災害と防災経験を母国の防災施策を考える上で役立てたいなど学びと気付きが共有され、学生の成長に大いに刺激を与えたことが確認された。